- Gentemstickのモデル種類が多く分からない
- 自分に合うGentemstickがどれか分からない
- おすすめが知りたい
ゲンテンスティックは人気のブランドです。人気とはいえ乗り手に合わなければ楽しいボードではありません。
またボートを購入した後に「ボードの良さが分からなかった」という事で、フリマサイトで売った方もいるようです。
私はゲンテンスティックを愛用しており、
ほぼ全てのGentemstickを体感し、ボードの特徴を理解してます
この記事は自分の経験と知識を活かし、
「パウダースノーが得意なGentemstickの特徴を紹介し、あなたの背中をひと推し」する記事です。
この記事を読むと
- 知名度の高いボード以外の特徴が分かる
- 得意な滑り方と選び方が分かる
- 自分の滑りとボードが合うか分かる
そしてこの記事が生むメリットは
失敗した買い物にならずお金を無駄にしない
というボード選びが可能になります。
- 名前:まさ
- キャリア15年以上
- 年間滑走回数50回以上
- 活動場所は岐阜、長野、新潟
- カービング、パウダー得意
私は10年以上スノーボードをしてきまして、
これからスノーボードを楽しむ初心者、
行き詰まった中級者以上に向けたブログです。
道具選びで失敗したりそこから得た経験で友人も
喜んでくれたことからブログ運営をしてます。
ラインナップ豊富なメーカーです。
概要のまとめをします。
Gentemstick (ゲンテンスティック )概要
- 雪上でサーフィンを体現するメーカー
- 本拠地は北海道
- ラインナップは大きく4つ。
- FLAT CAMBER SERIES
- BIG MOUNTAIN SERIES
- INDEPENDENT SERIES
- ALTERNATIVE SERIES
- パウダースノーだけでなく通常滑走もGOOD
という概要です。
Gentemstick ビッグマウンテンシリーズとは
- MENS、WOMENS含めて5モデル
- Gentemstick入門〜上級者まで幅広く対応
- 全体的にボードが長いシリーズ
というのが概要です。
この記事は今回、「BIG MOUNTAINシリーズ」を
掘り下げてて説明します
BIG MOUNTAIN シリーズの特徴
BIG MOUNTAINシリーズの特徴は
以下の通りです。
- アクセルキャンバーというボトム形状
- スピード安定性がある長めのボード長
- 他シリーズにない、テール形状
- ボードを扱い易くするサイドカーブ
大きくは上記の通りです。
アクセルキャンバーの魅力は以下で詳しく
説明してます。
興味のある方はこちらからどうぞ
次にBIG MOUNTAINシリーズの魅力を説明します。
BIG MOUNTAINシリーズが叶える3つの魅力
BIG MOUNTAINシリーズの魅力を示します。
- 速いスピードがパウダー浮力発生
- テールを活かした3D地形滑走が魅力的
- パウダーだけでなくカービングも得意
1つ目の魅力は
テール形状と長めのボード長が
パウダースノーが苦手でも楽しい!
ボード長が雪での推進力を発生させ、抜群のパウダー浮力を生む
テール形状が雪の抵抗を減らす役割を
になっております。
また、長いボード長はスピードを生み、
パウダースノーで沈まない推進力になります。
以上の特性で、ボードがスムーズに
パウダースノーを走ることにつながり、
滑走時の気持ち良さにつながります。
2つ目の魅力は
なぜ、スムーズに3D地形が
滑れるかというと、
地形を活かした遊びが得意になれる!
テールのしなりが3D地形の減速を抑制
スムーズの定義はスピードの減速が最小限で
滑走できることです。
BIG MOUNTAINシリーズはボードに荷重すると
テールがしなりボードの推進力になります。
加えて、3D地形の上りから下りへ
ボードを切り替える動作がスムーズです。
それにより、減速の少ない滑走が可能です。
3つ目の魅力は
カービングターンの苦手を克服できる!
硬さの違うテール形状が雪面を捉えてエッジずれ低減
BIG MOUNTAINシリーズの
ボードの形(アウトライン)が
カービング時、減速少なく、ターン最後まで
ボードが粘りながら滑走できます。
加えて、スワローテール形状は
ボード荷重時にしなりやすく、雪面に
エッジが噛み易いです。
ゆえにカービングが安定し、綺麗なターンが可能です。
こちらも各モデルの形状が
より魅力を引き出す形状をしてます。
また他メーカーの取り扱いボードの特徴は
- 誰でも扱い易いボード
- 乗り易いボード長
- よくあるボトム形状
ユーザーに易しい、扱い易いボードが多い
上記特徴のボードは魅力的でしょうか?
個性が光る魅力がありそうかはメーカーに
よって異なると思いますが、
突出した個性かというとそうではないと思います。
ただ、このGentemstickは
ボトム形状、ボード形状ともに
他メーカーにはない突出した魅力のモデル
では次から具体的に各々の違い、
メリットデメリットを説明します。
BIG MOUNTAINシリーズ 徹底解説
- ボード長
- ノーズ幅
- ウエスト幅
- テール幅
- サイドカーブ
以上の観点で各種を比較していきます。
まずはスペックをまとめます。
BIG MOUNTAINシリーズ ボード長比較
それぞれのボード長は
人気のMAGIC38で168cm。最長で186cmのボードラインナップ。
ここではよく使用されるボード長に対して、
10cm以上長いことがわかります。
ボードが長いことで生まれるのが
スピードを出した時の安定性です。
このシリーズは他のシリーズに比べて
滑走スピードが速いシリーズです。
次にノーズ幅を比較します。
BIG MOUNTAINシリーズ ノーズ幅比較
ノーズ幅で説明できることは、
シリーズ一貫してほぼ同じノーズ幅
BIG MOUNTAINシリーズのノーズ幅は
人気のINDEPENDENTシリーズより
少し細めになります。
このノーズ幅がもたらす効果ですが、
- ボード旋回性が良く動かし易い
- 埋まり易いパウダーも動きが機敏
- 高速時に雪面の衝撃を受けにくい
逆に太いノーズ幅がもたらすデメリットは
- ボード面積が広く雪面の衝撃受け易い
- スピードがあるときはボードの動き鈍感
ここでのまとめですが、
最長のIMPOSSIBLEもほぼ
同じノーズ幅であることから
どのモデルもボードを操作しやすい
ということになります。
次にウエスト幅について比較します。
BIG MOUNTAINシリーズ ウエスト幅比較
このウエスト幅で言えることは
最も太いのがZEPHYR。MAGIC38他は同じウエスト幅
ウエスト幅は通常ボードに近いサイズをしてます。
ノーズ幅がほぼ同じと話をした流れですと、
「ZEPHYR」だけが少し
太めなボード形状をしています。
ウエスト幅が太いことでもたらす効果は
- 太いとスピード安定性が良い
- カービング時に姿勢が安定する
- 上記でカービングが楽しくなる
逆に太いウエスト幅がもたらすデメリットは
- ボードがねじれにくい
- ボードが動かしにくく感じる
- ターンで雪面が捉えにくい
- ターンとターンの切替がしにくい
ここでのまとめですが、
ウエスト幅で言えることは
ボードが短い「ZEPHYR」は最も太いが、特別太くはない。
逆に私みたいにカービング好きで
太いのが好きなら
次にテール幅について比較します。
BIG MOUNTAINシリーズ テール幅比較
このテール幅で言えることは
太く長い「ZEPHYR」&最長「IMPOSSIBLE」は他より1cm細い
テールが細いことでもたらす効果は
- ターンとターンを繋ぎ易い
- 失速しにくくパウダーで浮力発生
逆に太いテール幅がもたらす効果は
- ボード表面積が広く浮力増加
- テールが生み出すパウダー浮力増加
- ターンの最後でエッジが噛み易い
- 上記で粘りあるカービングが可能
ここでのまとめですが、
目的に沿って考えると
逆に細いテール幅を選ぶなら
次にサイドカーブについて比較します。
BIG MOUNTAINシリーズ サイドカーブ比較
このサイドカーブで言えることは
くびれが強いのはMAGIC38、SPPEDMASTER。
サイドカーブはボードの個性が出るところです。
ノーズ、ウエスト、テールのボード形状に合わせて
ボード形状とバランスを取る仕様になってます。
ちなみにサイドカーブのくびれの特性は
くびれ強いと小回り効きやすくスピードに弱い
逆にくびれが弱いと
曲がりにくいが、スピード安定良い
というのがサイドカーブの特性です。
サイドカーブのくびれが強いことで
もたらすポジティブな効果は
- 小回りが効きやすくボードが扱い易い
- 微妙なボードがしやすくツリーラン得意
- ボードが長くても操作性良い
逆にくびれが強いサイドカーブがもたらす
デメリットは
- 曲がり易く高速スピードでふらつく
- ボードが短いとスピード安定性低下
ここでのまとめですが、
「BIG MOUNTAIN」シリーズは
逆にそれ以外のモデルは、
次に各モデルまとめをします。
ビッグマウンテンシリーズ 特徴まとめ
以下にそれぞれ比較した結果、
どういう個性のあるモデルかをまとめます。
扱いやすさNo.1 MAGIC38のまとめ
この「MAGIC38」の個性をまとめます。
- シリーズ中、扱い易いボード形状
- サイドカーブは小さめで小回り効く
- 程よい硬さのテールがエッジ噛み易い
- 壁等の地形もスムーズに滑走可能
- ボードが自然と曲がりスピード安定性減
- テールを使わないと真価が発揮されない
- ツリーランもできるパウダー滑走
- 急斜面、広い山でスピードが出る場面
- 連続する壁で地形遊び
「MAGIC38」はボード長168cmにも関わらず
サイドカーブが小さいため
ボードを動かしやすく、狭いツリーの間の
パウダーも難なく滑走可能です。
ただ、ボードを動かし易いということは
ずれないカービング技術がターンに必要
ということになります。
スピード、パウダー両方得意なZEPHYRのまとめと乗り方
この「ZEPHYR」の個性をまとめます。
- シリーズ中、ウエストが太いボード形状
- 直進性、スピード安定性抜群
- MAGIC38より硬いテールの反発が良い
- 壁等の地形もスムーズに滑走可能
- 少しボードがねじれにくい
- MAGIC38よりボードは曲がらない
- スピードを出したパウダー滑走
- ミドル〜ロングのカービング
- カービングの延長で地形遊び
「ZEPHYR」はBIG MOUNTAINシリーズの
最大特徴である、テールのしなりを活かすには
スピードを出す必要があります。
スピードが出ると
スピードの勢い+足の荷重が相まって
テールがしなり易くなります。
スピードが上がればパウダー浮力も増加し、
魅力がどんどん増していきます。
ただ、ボード個性上、
ショート〜ミドルのカービングはMAGIC38より技術要
ということになります。
スピード安定性随一SPEEDMASTERのまとめと乗り方
この「SPEEDMASTER」の個性を
まとめます。
- シリーズ中、No2のボード長
- サイドカーブは最も小さい
- 上記で長さの割にボード操作し易い
- ボード硬さは少し硬め
- テールを活かした壁地形も得意
- ボード長さもあり高速安定性良い
- MAGIC38よりボード操作性低下
- きびきびなカービングには向かない
- ミドル〜ロングのカービング
- 積雪深めのパウダー滑走
- カービングの延長で地形遊び
「SPEEDMASTER」はMAGIC38をより、
高速安定性を増強したモデルです。
MAGIC38よりボード長が172cmもありますが、
ボード仕様のおかげで扱いやすさは良いです。
広い山で雄大に滑る方、大きなターンで
気持ち良く滑りたい方に
好まれる傾向にあります。
個人的には「SPEEDMASTER」は
シリーズ中、最も遊びがいがあり
選ぶとよいモデルと思います。
ただ、ボード個性上、
瞬発的なカービングターンは苦手
ということになります。
ボードの長さが安心感を生むIMPOSSIBLEのまとめと乗り方
この「INPOSSIBLE」の個性を
まとめます。
- シリーズ中、最長のモデル
- ボード硬さは少し柔らかい
- スピード安定性はシリーズ随一
- テールのしなりでボード操作し易い
- とにかく狭いゲレンデ、ツリーラン苦手
- ボード長に慣れが必要
- 広いゲレンデでロングターンを楽しむ
- バックカントリー等の深いパウダー滑走
「IMPOSSILE」はシリーズ中、
最も長いボードです。
使用するシチュエーションは限られます。
しかしスピード安定性、パウダー浮力は
間違いなく良いモデルです。
それはボード長が長いことで、
ボードの表面積が最も大きく
パウダー浮力になります。
ただ、ボード個性上、
長いボードを扱う滑走技術が必要。経験が必要です。
ということになります。
BIG MOUNTAINシリーズのおすすめ紹介
では最後に用途別、滑走レベル別に
各モデルのおすすめを紹介します。
この用途は以下の通りです。
- ゲンテンスティックの経験が浅い方
- 高速スピード、パウダーが好きな方
- 壁等の地形遊びが好きな方
順番におすすめします。
ゲンテンスティックの経験が浅い方におすすめ
ゲンテン初心者には
- 小回りの効く扱い易いモデル
- パウダーもカービングも抜群
- ボード長もちょうど良い
- 滑走技術がある方は物足りない
- スピードが出せないと魅力半減
まず初めてGentemstickに乗ってみたい方に
非常におすすめです。
女性向けはこちらです。
ある程度技術がある方は
逆に「SPEEDMASTER」がおすすめです。
高速スピードとパウダーが好きな方におすすめ
スピードを出すのが好き方には
特徴とデメリットを再度示します。
- 172cmのスピード安定性
- 長さの割にボード操作し易い
- ボード硬さは少し硬め
- テールを活かした壁地形も得意
- 狭いゲレンデ、ツリーランは苦手
- 小回りを利かすには技術が必要
技術上達しながら乗りこなしましょう!!
壁等の地形遊びが好きな方へのおすすめ
地形遊び好きには
特徴とデメリットを再度示します。
- ボード長が最短で動き易い
- 上記で何度も壁地形に登れる
- テール形状も相まり地形遊び向き
- ウエスト太めでスピード安定性良い
- ウエス太さに少し慣れ必要
- 少し硬めボードで脚力必要
Gentemstickのライダーである
藤田一茂さんも愛用のモデルです。
地形遊びが好きな方に
非常におすすめのモデルです。
最後に
今回、Gentemstickの
BIG MOUNTAINシリーズについて
詳しく比較をいたしました。
そこから見える、各モデルの特徴と
それぞれどういう用途に向いているかを
説明をさせて頂きました。
このシリーズはとにかくスピードを出して
楽しむモデルです。
用途としてもスピード安定性を求めたり、
深いパウダーを楽しむ目的に向いてます。
シリーズの中でもそれぞれ個性があり、
扱い易いモデルもあります。
ボードの個性を理解して
自身の技術向上もしながら楽しいスノーボードを
行うのが、充実感につながります。
自分の技量にあったギア選びをしつつ、
ネクストレベルに上達するように
なれると楽しんでください。
最後にまとめです。
選び方のポイント
- 用途がスピード、深いパウダー滑走
- ゲレンデ規模でボード長=モデル選ぶ
- 広いゲレンデなら長いモデルが良い
- 中規模ゲレンデは扱い易いモデル
- 長いボードに不慣れなら「MAGIC38」
- スピード、深いパウダー滑走なら「SPEEDMASTER」
- 地形でのボード扱いやすさは「ZEPHYR」
以上です。
もっとGentemstickのことが
知りたい方は以下の記事も一緒にどうぞ!
他のモデルが知りたい方は
以下を参考にしてください。
人気モデルが知りたい方は
以下を参考にしてください。
ここまで読んで頂いて本当に
ありがとうございます。
楽しいボードを活かすのも殺すのもビンディングの取り付け方法次第です。良く分からない方は
以下もご参考にしてください。
みなさまにいつも感謝です!!